影響を受けたアーティスト よく聴く音楽

Pogressive Rock New Wave を中心にCDを紹介していきたいと思います

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THIS MORTAL COIL / It'll End In Tears

美しいジャケットにつつまれたTHIS MORTAL COILの1st。
コックトー・ツインズのエリザベスが、デット・カン・ダンスのリサがきれい
な声を聴かせてくれる。
ジャンルなど、どうでもいい。ただ黙って音を聴いていたい。
4ADのジャケットの中では一番好きなジャケット。
2曲目の「Song To The Siren」の録音中に
エリザベスの歌があまりに素晴らしく、
録音中のアイボが泣いてしまったというのは有名な話らしい。
油断してるといつのまにか泣いている自分に気付く事になる。

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SUNDAY ALL OVER THE WORLD / Kneeling At The Shrine

トーヤの声が妖しく響く、SUNDAY ALL OVER THE WORLD唯一のアルバム
内容は若干、NWよりのキング・クリムゾン + トーヤなのだが、これがすごい。
どっちつかずのアルバムなので一般の評価は低いが
素晴らしい内容に仕上がっている。
ジャンルにこだわらない人向け。
トーヤは最強の女性ボーカルである。

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MEREDITH MONK / Dolmen Music

MEREDITH MONKの声を主体にしたアルバム。
聴き始めるといきなり戦慄が走る。
声がこんなに凄いとは。ジャケットの雰囲気そのままの音。
これを聴かせられたら歌う気がなくなってしまう。
なにもする気がなくなるほど凄いよ。

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TERJE RYPDAL MIROSLAV VITOUS JACK DeJOHNETTE / To Be Continued

空間の使い方が素晴らしいアルバム。
ジャズの人達が集まって作っているのだが、
特筆すべきは、Gのテリエ・リプダルだ。
ほとんど早弾きをせずに一音一音を大事にしている。
ストラトを愛用している点も好感が持てる。
テリエ・リピダルは何枚か聴いているがこのアルバムの6曲目が一番気に入っている。
そこはかとなく暗い曲。わずかな光さえ届かない。

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ULTRAVOX / Systems Of Romance

JOHN FOXX時代のULTRAVOXのアルバム。
本物のNWの音が聴ける。エレクトロニクス系のNWでは最高の出来。
なんといっても曲がいい。何度も繰り返し聴いてたなぁ。
1978年のUKにタイムスリップしてみたい。

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THE PENTANGLE / Same

英国のトラッドをジャズやブルースで味付けして聴かせる女性ボーカルもの。
オール・アコースティックでカッコいいサウンド。
ボーカルが淡々としていてすごくいい。
それにしても渋い。音が渋い。
一人静かに酒飲み用。
蛇足だが、この録音はめちゃくちゃ音がいい事で有名だそうだ。

※ギタリストのバート・ヤンシュが亡くなりました。
2011/10/5 に67歳で生涯を閉じました。
アコースティックにこだわり続けた素晴らしいギタリストでした。
バート、今までありがとう。安らかにお眠りください。

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ROXY MUSIC / Flesh+Blood

ROXYのアルバムの中で、このジャケが一番好きなのでこれを選んだ。
2曲目のSame Old Sceneは名曲だと思う。
すかしたオヤジのすかしたアルバム。
ブライアン・フェリーは今何しているのだろう。
まだ、女のケツを追いかけているのだろうか。
この人のへロッた声がNW系のボーカルに与えた影響ははかり知れない

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EURYTHMICS / Savage

ユーリズミックスのアルバムの中で一番シンプルで、NW色の強いアルバム。
もともと歌はめちゃくちゃうまい上にカッコイイ曲が並ぶ。
この人にこれをやられたらもう何も言えない。
黙って聴くしかない。
ジャケは、I Need A ManのPVクリップ作成時に撮ったみたい。

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MYLENE FARMER / Innamoramento

フランスではアイドル的に人気のあるミレーヌだがどのアルバムも曲がいい。
打ち込み系の曲なのだがとにかく暗い。
そこに儚く透明なミレーヌの声が乗っている。
PVとかでかなりきわどい事をやっているが、芸術性も高く、ただものではない。
これが人気あるということはフランスはマニアックな国なのだろうかと思ってしまう。
ジャケとはイメージが違う音。けっこう好きなジャケだけどね。

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PATRICK O'HEARN / Beautiful World

ニューエージ系のアルバムを多数出しているパトリック・オハーンのなかでも近年では
渾身の出来。
もともとザッパのグループにいたぐらい、テクニックも才能もあるベーシスト。
ミッシング・パーソンズ以降はひっそりとニューエージ系のアルバムを
創るようになってしまった。
地味ながらもこのアルバムは凄い。
淡々としている中にもオハーンでなければ出来ない仕掛けや
アレンジが施されていて素晴らしい。

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RUSH / Grace Under Pressure

Rのラッシュ。ハードロックよりの曲が得意なグループだが、
このアルバムはハードロック色が適度におさえられていて聴きやすい。
もともとGはNWよりの音をだしているので、カッコイイ感じに仕上がっている。
ジャケの絵が内容をよく表している。
1980年代に見た近未来的サウンド。

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DELERIUM / Karma

DELERIUMの中では有名なアルバムらしい。
打ち込み系のサウンドに透明な女性ボーカルが乗っている。
曲毎に違う人がゲストで参加している。
神秘的な感じの曲が並ぶ。わりと多国籍な雰囲気をかもし出している。
深夜に聴いていると不思議な感じになる。
割とBGMっぽく聴くことが多い。

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ERICK WOOLFSON'S POE / More Tales Mystery And Imagination

アラン・パーソンズを脱退したエリック・ウルフソンのソロアルバム。
STEVE BALSAMOという男性ボーカルをフューチャーしている。
この人、かなりいい声です。今までどうしてたんだろう。
ルックスもグッド。1〜2曲目の流れが凄くいい。
いわゆるアラン・パーソンズの出だしの感じなのだがよく出来ている。
とくに1曲目がいい。Gがいい感じ。
ジャケは悪くはないんだけど、もう少しかな。
全体的にはめちゃくちゃポップです。

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QUIET SUN / Mainstream

ロキシーのG、フィル・マンザネラのユニット的アルバム。
アルバムの1曲目を聴いたとたん、このサウンドにやられる。
何これ、メチャかっこいー。
ジャンルはよくわからんが、多分、プログレなのだろう。
Dsは、THIS HEAT のチャールズ・ヘイワード。
なによりジャケがいい。ヨーロッパ的な絵がしみじみしていい。
テクニックがあると色々な事が出来るんだなぁ。
インストだし、ロキシーとは全く違う音。
奇跡のアルバムかも。

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BLUE NILE / Hats

アルバムを出すサイクルがやたら長いことでも有名なBLUE NILE の3rd。
シンプルで幻想的な曲がアルバムを埋め尽くしている。
いい意味でサウンドはかなり地味です。
曲がいいので、地味なのだが、いや地味だからこそ曲の持つ本来のよさが伝わってくる。
こういうアルバムが発表される事はすごく励みになる。
いいものを作れば必ずいつか聴いてもらえる時が来るという見本です。
ジャケットの青い色がとても素敵だ。

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TEARS FOR FEARS / The Hurting

いわずと知れたTEARS FOR FEARS の1st。
シンプルで効果的なアレンジ、楽曲の良さ、ボーカルの雰囲気、どれをとっても素晴らしい。
音が詰まってないので、すきっりしていてかなり高音質に仕上がっている。
彼等は2ndが有名だが、1stのほうが自分は好きである。
当時は凄い奴らが現れたと、かなり驚いたものだ。
いつまでも輝きを失う事のない作品だと思う。
世界的な名盤。

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CLANNAD / Banba

クラナドはすごく好きなグループでこのサウンドにははまった。
曲の持つ暗さ、美しさ、アンビエント的なアレンジ、
なによりもボーカルのモイヤの声の美しさに魅かれる。
コーラスが美しいのも特徴である。
空間系のエフェクター処理が独特の音空間を作り出している。
マジカルリング以降のアルバムはどれも甲乙つけがたいほどいい出来である。
アイルランドが好きになるきっかけになったグループ。
ぜひともライブで音をきいてみたいのがこのクラナドである。

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MOYA BRENNAN / Two Horizons

クラナドのボーカリスト、モイヤのソロ。
このソロは幻想的な曲が並んでいて自分の持つアイルランドのイメージと重なる。
とにかくモイヤの声を堪能できる。
ケルト民族でなければ出来ない音楽がここにはある。
透明でいて深淵な声は驚くほど美しい。
バックも凄い。シンセサイザーを中心とするエレクトロニクス系をメインにして
生楽器がからむ様はとにかく見事である。
ミレーヌが堕天使なら、モイヤは女神様という感じだろうか。
現実から逃避したい時はぜひ聴いてみてほしい。

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WOOLLY WOLSTENMOLME / Maestoso

2011年の末に亡くなった、Barclay James Harvest のKBのソロ。
ストリングス系を中心としたKBにはかなり影響を受けている。
陰ながら師と仰いでいるのがウーリィである。
BJH在籍時から定評のあった美しいキーボードワークはこの人にかなう者はいないだろう。
タイトル曲の「Maestoso」は出色の出来である。
いかにもウーリィらしいこの曲は静と動の対比が素晴らしい。
近年、Jonhの方のBJHと一緒に演っていただけに、亡くなったのはあまりにも残念である。

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TOYAH / Desire

TOYAHは日本でもっとも過小評価を受けているアーティストの一人だろう。
これほど色々な声が出せる人は他にいないのではないか。
ド派手なパフォーマンンスから敬遠されがちなのでが、曲は本格的である。
ニューウェブよりのサウンドがこのアルバムでもたっぷり聴ける。
HALL OF GLASSはTOYAHを目標の一つにしている。
KING CRIMSON のロバート・フィッリプと結婚したのはあまりにも有名。
夫のフィリップも参加している曲がある。

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LA DUSSELDORF / Viva

1978年にすでに到達していた天才たちの音楽。
どこまでも続く硬質で力強いドラム、クリアな明るさに満ちた音色、ノイジなギター、
しかしこれは突然発生したものではない。
創られるべきして創られたもののなのである。
ノイの音楽を継承させ、より聴きやすくPOPに変化したものである。
当時のジャーマンロックらしく、ドラッグの臭いがプンプンするがそんな事はどうでもいい。
どこまでも音楽に身を委ねていたい、
そう思わせてくれる音楽があれば至福の時を過ごす事が出来るから。

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HOLDERLIN / Holderlins Traum

トラッドの香りがするドイツのバンド
美しい声の女性ボーカルがフィーチャーされている
ドイツならではの暗さが全体を包み込んでいる
ヘルダーリンの夢とタイトルされたこの作品は怪しさと暗さに満ちている
フルートやバイオリンといった楽器が特色をだしている
真夜中意外には聴けない、そんな曲が並んでいる
仄かな光すら届かない世界
しかし、それは美しさを追求した世界でもある

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KLAUS SCHULZE / Timewind

クラウス・シュルツの代表作、タイムウインド
暗い、とにかく暗い。
微塵の光すら感じられない。
暗黒の世界が展開されている。
沈み込むような低音のストリングス。
シンセサイザーによる効果音
こんな暗い作品を発表出来るなんて尊敬に値する。
ジャケも暗い。ガイコツだか、悪魔だか、エイリアンだかわからないけど
何にしても死あるのみ。
絶望している人は聴かないで欲しい。
危険すぎるから

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BLUE STONE / Worlds Apart

Delerium系のアンビエント音楽
ジャケのイメージそのままの音
暗めの打込みに女性ボーカルが乗っている
こういう音楽が広く受け入れられるようになった
対バンでもこんな音楽をやっているグループがいることがある
時代は変わったんだな
PVの出来も凄くいい
映像とは切り離して考えられない
真夜中のBGMに最適かも

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